2018年3月14日18:33
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、連結会社であるGMO PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.(本社:シンガポール)を通じて、AI(人工知能)を活用し、クレジットカードの加盟店登録審査時のKYC(Know Your Customer)や、ECにおける出品商品・取引のモニタリング、 決済の不正検知業務を効率化するサービスを、 ASEAN諸国の銀行やEC事業者などへ一括提供するJewel Paymentech Pte. Ltd.(本社:シンガポール)と、資本提携契約を締結したと発表した。
GMO-PGは同提携により、Jewel Paymentechの事業拡大に向けた増資の一部を引き受け、リードインベスターとなる。また今後は、業務提携を行い、GMO-PGおよびMacro Kiosk Berhad(本社:マレーシア)をはじめとする連結会社にて、アジア諸国に向けた同社のサービス拡販を支援することで、銀行やクレジットカード会社、EC事業者の業務効率向上を図る予定だ。
昨今、ASEAN諸国では、EC市場が拡大を続けており、クレジットカードによる支払いニーズも急速に高まっている。こうした中、ASEAN諸国におけるクレジットカードの加盟店登録審査時に必要となるKYCは、大量の書類確認が発生することから、加盟店登録審査の完了までに最大30日を要することもあるという。また、ECにおける不正・違法商品の販売等を排除するためのモニタリングや、不正検知の重要性も増しており、これらの業務に多くのコストや人的リソースを要する点が問題となっているそうだ。
このような問題を解決するべく、 シンガポールを拠点にASEAN諸国へ事業展開するJewel Paymentechは、AIの活用により、クレジットカードの加盟店登録審査時のKYCや、ECにおける出品商品・取引のモニタリング、決済の不正検知といった業務を効率化するサービスを、銀行やEC事業者などに一括提供している。
銀行やEC事業者などは、各サービスを利用することで、クレジットカード加盟店登録審査を最短2日に短縮できるほか、各業務にかかるコストや人的リソースの削減が可能だ。また、これらをワンストップで提供する事業者は世界的にも珍しく、東南アジアの大手銀行などで導入が進んでいるという。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
GMO-PGは、ネットショップやデジタルコンテンツなどのオンライン事業者、NHKや定期購入など月額料金課金型の事業者、並びに国税庁や 東京都等の公的機関など8万2,349店舗(GMO-PGグループ2017年9月末現在)の加盟店に総合的な決済関連サービスを提供しています。
決済サービスを中心に、加盟店の売上向上に資するweb広告サービス等の付加価値サービスや、加盟店の成長を資金面からサポートする融資等の 金融関連サービスの提供、海外決済サービスの提供をはじめとする海外事業などを行い、年間決済処理金額は2兆円を超えております。