2018年7月30日19:42
福岡女学院大学は、三井住友銀行との連携事業「心理学プロジェクト演習」において、心理学科1年生がチームを組み、「デビットカードを普及させる」という課題に取り組んだと発表した。
「消費者の課題を発見・解決し、社会をより良くするような価値の提供無しには、普及も企業の発展も望めない」とする社会的マーケティングを踏まえ、「消費者の社会貢献意欲に訴求すべく、“現状維持バイアス”や“保有効果”が生じないようポイントの一部が自動的に募金される仕組みを加えることで、募金する人もされる人も幸せにしながらカードを普及させる」など、学生は心理学を活かしながら、独自の普及策を提案したそうだ。
最終提案は、三井住友銀行の福岡法人営業部、法人戦略部、決済企画部、リテールマーケティング部、決済商品開発部といった担当を前に行った。
三井住友銀行の行員からは、インセンティブに頼らない視点や高齢者のニーズの汲み取り方など、学生の鋭くも柔軟な視点を高く評価してもらうとともに、「確固たる自信を持てるまで鍛錬し、行動すれば、皆さんの力で社会は必ず変わります」というメッセージをもらったという。