2018年12月18日16:40
富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)は、ハウス電子マネーカードやポイントカードの一元管理から、スマホ上での手持ちカードの登録・新規モバイルカードの発券、マーケティング機能まで備えたモバイルWallet アプリ「まとめトク!」の取り扱いを2018年12月3日から開始したと発表した。販売目標は3年間で15社に設定した。
「まとめトク!」アプリは、フェリカネットワークスが開発・提供し、Google Play およびApp Storeでダウンロードが可能だ。まずは、兵庫県でスーパーマーケット「マルアイ」を展開するマルアイに採用された。12月3日から、マルアイのハウス電子マネー機能付きポイントカード「Maica(マイカ)」が「まとめトク!」アプリで利用できるようになった。
「まとめトク!」は、各社のハウス電子マネーカードやポイントカードを1つのスマホアプリ上で集約・一元管理することができるモバイルWallet アプリとなる。新規のモバイルカード発券から決済、残高照会まで、すべてスマホアプリで完結して行うことが可能だ。
「まとめトク!」を導入することで、小売業やサービス業などは、自社でモバイルアプリを構築する必要がなく、素早くかつ安価にモバイルカードサービスを開始することができるという。また、モバイルカード発券が可能になるため、従来必要だった物理的なカード発券に関わる費用や会員登録などの作業負担を削減することができる。プッシュ通知やお知らせ配信機能によるプロモーションの強化も可能だ。
また、「まとめトク!」アプリの利用者は、カードレスでの決済やポイントの蓄積・利用が可能です。会員を認証するQRコード・バーコードはワンタイム方式を採用しているため、不正利用などのセキュリティリスクを低減できる。
なお、「まとめトク!」は、富士通FIPの「サーバ管理型電子マネーサービス」や「ValueFront ポイントサービス」と標準接続している。