2018年12月20日20:26
楽天は、岩手県釜石市との包括連携協定に基づいたキャッシュレス化の推進に向けて、運営する決済サービス「楽天ペイ」の実店舗決済およびアプリ決済を、一般財団法人岩手県タクシー協会 釜石支部加盟の11社121台のタクシーに、2019年1月1日より順次提供開始すると発表した。
楽天と釜石市は、2018年4月4日に楽天グループのサービスを活用した包括連携協定を締結して以来、市の経済発展、地域住民および観光客の利便性向上を目的に、さまざまな連携に取り組んでいるそうだ。
同協定の内の、市内事業者のキャッシュレス決済利活用促進の一環として、タクシー協会の協力のもと、釜石市を走るタクシーに「楽天ペイ(実店舗決済)」のプリント型QRコードおよびカードリーダー、タブレットを搭載し、タクシー料金の支払いを各種クレジットカードか「楽天ペイ(アプリ決済)」によるQRコード決済で行えるようにする。
また、2019年9月から11月に開催されるラグビーワールドカップ2019にあたり、釜石市に多くの外国人観光客が訪れ、タクシーは交通手段として利用されることが予想される。キャッシュレス化が進んだ国から来日した観光客にとって、クレジットカード決済の利用可否もタクシーを移動手段に選ぶ際の判断材料の1つになると考えられ、クレジットカード決済対応の実現はインバウンド需要の取り込みにつながるものと期待される。