2020年2月13日22:03
JR東日本ウォータービジネスは、 「インバウンド向け多機能自販機」の実証実験を2020年3月19日から、高輪ゲートウェイ駅前特設会場「Takanawa Gateway Fest(高輪ゲートウェイフェスト)」にて開始する。実証実験は、その後3月中を目途に順次、東京駅・新宿駅・上野駅・秋葉原駅でも行う。
「インバウンド向け多機能自販機」は、訪日外国人向けに有効なコンテンツ検証を目的に、AIシステム「AIさくらさん」を搭載。 顔認識システムによる属性に合わせたオススメ商品の案内や、天気予報、駅構内等の案内を、多言語にて行う。日本語以外に、英語・中国語(簡体字・繫体字)・韓国語の言語に対応。商品の詳細情報や決済方法、自動販売機の使い方などを多言語で案内が可能だ。実証実験は2020年9月上旬頃までの実施を予定している。
同社では、2019年9月~11月に外国人の飲料自動販売機利用実態を把握するための実証実験を行った。その結果、「国旗や商品デザインは視線を集めている」、「モニター内の国旗にタッチしている」、「ビデオ観察より、インタラクティブな反応を望んでいる」ことが判明した。また、同社が訪日外国人を対象に行った自動販売機に関する調査では、約3割の人が「操作が難しいと感じたことがある」と回答。さらに、 難しいと感じたポイントついても聞いたところ、中国からの旅行者は「決済方法が難しいと感じた」、韓・米からの旅行者は「飲料の種類が分かりにくいと感じた」など、 国ごとに感じている課題が異なることがわかった。
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ペイメントナビ編集部
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