2020年8月27日18:12
BEENOSの連結子会社で、tensoが運営する、越境ECをサポートする代理購入サービス「Buyee(バイイー)」は、2020年8月より中国ユーザー向けの決済を拡充し、中国国内でモバイル決済金額シェア最大級のアプリ「Alipay(支付宝)」でのオンライン決済機能がオークションでも利用可能となったと発表した。
中国ではモバイル決済が普及しており、Alipay は中国本土で9億人以上、グローバルパートナーを合わせたアクティブユーザー数は約13億人以上となる。日本の越境ECサポートサービスでオークションの決済にAlipayを使用できるのはBuyeeが初となる。
Buyeeはサービスの認知拡大により中国からのユーザー数が年々増加しているというが、これまでオークションの商品については、Alipay決済の機能を提供することができていなかった。最終的な価格とそれが決まる時間帯が明確ではないオークション商品については、落札のタイミングで自動的に引落とす決済方法が提供できなかったためだという。
今回Buyeeは中国からのオークション商品のニーズの増加に伴い、独自の後払い機能を導入し、Alipayのオンライン決済を可能とする機能を開発・実装した。商品落札後にユーザーに対して後払いでの請求を行う仕組みであるため未払いのリスクは発生するが、tensoは既存のBuyeeユーザーの蓄積データや同機能の利用ユーザーの決済や注文に関するデータを解析することで、Buyee独自のリスク判定のロジックを策定しユーザーの特性ごとに利用金額や後払い機能の使用の可否を判定する。
tensoはこれにより、未払いのリスクをコントロールしつつ、流通の拡大を図る。また、同決済サービスの開始時にはBuyeeとAlipayで共同販促を行うなどアリペイジャパン社とも緊密に連携する。
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ペイメントナビ編集部
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