2020年10月27日7:30
タビィコムは、長野県駒ヶ根市にデジタル版プレミアム付商品券システムを提供、IVRなどを活用し効率的な運用で事務コストを大幅削減した形で、統合的なシステムを提供すると発表した。
これまで、タビィコムでは、富山県小矢部市、愛知県岡崎市、京都府宇治市にさまざまな商品券の仕様に対応したデジタル版プレミアム付商品券のオンライン販売システムを提供してきた。同システムではプレミアム付商品券をオンラインで販売し、「3密」を防いだ形で、プレミアム付商品券を利用してもらうことが可能だ。また、プレミアム付商品券の販売や発行、そして換金業務に関わる人件費をデジタル化によって削減可能だ。さらに、利用店舗でクラスターなどが発生した場合でも、システム側で特定を行うことが可能となっている。
タビィコムでは、IVR(Interactive Voice Response:自動音声応答)による電話対応の人的コスト低減の提案、さらに、これまでの運用の中で得られたプレミアム付商品券に関して寄せられる問い合わせなどの知見を集約し、どの自治体でも利用できるようなFAQテンプレートや必要なヘルプ資料を整備しているそうだ。
長野県駒ヶ根市で開始するプレミアム付商品券の販売・使用では、駒ヶ根市のほぼすべての事業者が対象となり、飲食店に加え、スーパーマーケットや家電量販店などの小売業に加え、タクシー事業者、医療関連、美容院などのサービス業まで、ほぼすべての事業者で利用することが可能なデジタル版プレミアム付商品券システムとなるそうだ。駒ヶ根市のデジタル版プレミアム付商品券は、クレジットカードと銀行振込での購入に対応している。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト