2011年3月4日12:06
NECインフロンティアは2011年3月4日、中小専門店向けに、売上管理から在庫管理・顧客管理までを可能としながら、初期導入コストを従来のサーバ導入型の1/5に抑えたネットワーク型 「StoreBASE @ LIGHT」(ストアベース ライ ト)」を開発し、販売を開始すると発表した。
「StoreBASE」は、中小規模の専門店業態に最適な店舗システム(POS、PDA、ハンディターミナル等)および本部システム(サーバ、PC)のソフトウェアをワンパッケージで提供するソリューションであり、同社は同シリーズを2007年より提供している。専門店の業態は、季節や流行で品揃えや販売方法が絶えず変化するという特性があり、売れる時期に、売れる商品を、売れる場所に陳列し、商品を売り切ることで利益を得ることが最大の課題とされている。そのタイムリーな判断のベースとなる売上管理から、在庫管理、顧客管理に至る機能を、最小限の導入初期費用と運用コストで実現するのがStoreBASE @ LIGHTである。
データセンターにリソースを置くネットワーク型サービスのため、自社にサーバ、周辺機器などのハードウェアやソフトウェアを持つ必要がなく、初期のシステム導入コストを大幅に抑えることが可能だ。また、店舗とデータセンター間の通信はセキュリティの高いソフトウェアVPNを採用することにより、現在利用のインターネット回線をそのまま使用することができるという。
StoreBASEは、POSターミナルと管理用ソフトウェアを組み合わせた中小専門店向けトータルソリューションパッケージ。予算実績対比分析等の予算管理機能から、日別売上実績表・売上ベスト分析・売上ABC分析等の販売管理機能、仕入・発注・移動・棚卸等の在庫管理機能、ポイント管理や顧客分析等の顧客管理機能といったさまざまな機能をサポートしている。また、分析ツールを標準で搭載しているので、経営層や店長などのマネジメント層が独自の分析を行うことが可能だ。分析結果はCSV、Microsoft Excelへ出力でき、データの2次加工も容易に行えるという。
StoreBASE @ LIGHTはオープン価格で、今後2年間で1,000セットの導入を目指す。