2024年11月27日9:05
KDDIは「auマネ活プラン」のポイント還元率を高めた「auマネ活プラン+」の提供を開始する。従来のプランより月額利用料金は高くなるが、「au PAY」や「au PAYゴールドカード」の利用による還元率が大幅にアップするため、利用額・利用頻度の多いユーザーにはメリットが大きい。これが顧客とのエンゲージメント強化につながるか、今後の動向が注目される。
通信と金融・決済を連携したサービス
「auマネ活プラン」のポイント還元率をアップ
KDDIは2023年9月、データ容量が使い放題で、金融・決済サービスとセットにすることでサービス利用特典を受けられる「auマネ活プラン」の提供を開始。2024年7月には契約者数が100万人を突破、11月時点で140万人を突破し、auスマホ契約者の3人に1人が利用するサービスに成長している。
「auマネ活プラン」契約者は、その他の利用者と比較して、「au PAYカード」の決済単価は1.3倍、ゴールドカード保有比率は6.4倍、「au Pay」の決済単価は1.2倍、「auじぶん銀行」の預金残高は1.4倍という優良顧客だ。
KDDIはポイント還元特典を強化した「auマネ活プラン+」の提供を12月3日より開始し、2024年12月2日をもって「auマネ活プラン」の新規受付を終了すると発表。11月26日に記者向け説明会を開催し、パーソナル事業本部 マーケティング本部 副本部長の渡邊和也氏が新サービスの概要を説明した。
「auマネ活プラン+」では、「auじぶん銀行」の円普通預金金利が合計最大年0.41%、「auカブコム証券」のクレカ積立投信が合計最大3%還元といった金融特典はそのままに、「au PAY」「au PAYゴールドカード」での買い物のポイント還元率が、1~1.5%(最大150~250ポイント)から5%(最大1,500ポイント)へと大きく向上する。
各種サービスとの組み合わせで
実質2,980円でデータ容量使い放題
「auマネ活プラン+ 5G/4G」は、データ容量使い放題で、月額利用料金7,980円(税別)。
しかしこれに、インターネットサービスをセットで利用することで月額1,000円の割引が適用される「auスマートバリュー」を組み合わせれば、月額6,980円で利用可能に。さらに、「au PAYカード」の保有(300円相当還元)、「auじぶん銀行」の口座保有(300円相当還元)と通信料金支払い口座指定(400円相当還元)で、月額1,000円が割り引かれ、実質月額5,980円で利用が可能になる。
そして、au Pay決済特典として、「au Payゴールドカード」保有の場合、1決済につき「au Pay」で200円ごとに9ポイント、最大1,500円相当を還元。「au PAYゴールドカード」で支払った場合、1決済につき100円ごとに4ポイント、最大1,500円相当を還元。合わせて3,000相当が還元され、「auマネ活プラン+ 5G/4G」を実質月額2,980円で利用することが可能になる。
また、「au PAYゴールドカード」では12月1日より、au PAYオートチャージ設定で1%、電気料金の支払いや家族入会などの条件を達成するごとに1%、最大5%、最大1,000ポイントを付与する「ポイントアップリワード」をスタート。日常的な支払いで無理なくポイントを貯められるサービス設計を図り、「au Payゴールドカード」のメインカード化促進を狙う。
決済頻度を高め、離脱防止へ
Pontaポイントも鍵に?
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