2012年5月2日16:26
阪神電気鉄道は、同社が提供する阪神あんしんサービス「登下校 ミマモルメ」の加入児童数が、本格運用開始から1年を経過した2012年4月16日に2万人を突破したと発表した。
登下校 ミマモルメは、ICタグを持った子どもが校門を通過すると、保護者の携帯電話に通過情報をメールで送信する仕組みである。導入する学校に費用負担はなく、学校に設置する設備については、すべて同社が手配し、費用を負担する。また、保護者と直接契約し、保護者への説明会、問合せ、利用料金の収受など、同社が保護者への対応を直接行っている。
同社では、ICタグによるノンタッチ式により、端末へのタッチし忘れや読み取り漏れをなくしたことが、確実な校門通過メールを求める保護者からの支持を集めたと発表している。また、サービス導入校では保護者への一斉メール配信も無料で利用できる。
さらに、かやの中央スイミングスクールの送迎バスにも端末を設置し、バス乗降時のメール配信サービスをスタート。通過情報読み取り端末のバス車内への設置は日本初であり、校門通過時以外でも子どもの安全を確認できるようになった。
同社では今後、図書館や塾など子どもの利用が多い場所への端末設置を予定している。