九州地域電子マネーに個人間送金機能を追加(日本ユニシス)

2018年12月18日7:10

日本ユニシスは、くまもと DMC、西日本電信電話長崎支店、長崎国際観光コンベンション協会と連携して行っている「つながろう!九州」実証事業の日本人旅行者への展開に合わせ、同実証にて提供しているスマートフォンサービス「Japan Local City Card」で利用可能な地域電子マネーに、新たに個人間送金機能を追加したと発表した。

「Japan Local City Card」に追加される機能は、①送金者と受信者が QR コードを利用して、対面で電子マネーを送金する機能、②送金先をメールアドレス検索で指定して、非対面で電子マネーを送金する機能ーーとなる(日本ユニシス)

今回の機能追加は日本ユニシスの注力領域である「スマートタウン」における取り組みの1つとして、地域内での電子マネーの循環を促進させ地域内経済の活性化を図ると共に、住民間の相互扶助活性化にも繋げることを目指す。

主な利用シーンとして「会計時の割り勘決済」や「忘年会での集金」などの利用を想定している。また、費消しきれなかった電子マネーを地域へ還元する仕組みも取り入れ、寄付用のバナーを選択すると、1円からの送金(寄付)ができる。送金が現金ではなく地域電子マネーとすることにより、これまで市場価値を付けることが難しかった「ボランティア活動への対価」や「感謝を表現する手段」への活用も可能となり、住民間の相互扶助を促進させるそうだ。

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