2015年10月23日22:15
LINEは、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」で展開する公開型アカウント「LINE@(ラインアット)」において、飲食・小売店舗などのアカウントの所有者が費用無料でデジタルポイントカードを発行・管理できる「LINE ショップカード」機能の提供を開始したと発表した。
「LINE@」は、飲食・アパレルなどの実店舗を持つ法人および、メディアや行政などが利用できるビジネスアカウントとして2012年12月にサービスを公開。その後、2015年2月12日に、実店舗を持たない法人や個人などへの対象拡大を含む、誰でも月額無料でさまざまな用途で活用できる公開型アカウントとして全面的に刷新・オープン化を実施し、2015年9月末時点での国内累計アカウント数は60万件を突破したという。
今回発表した「LINE ショップカード」により、例えば飲食店舗や小売店舗などにおいて、来店回数や購入金額等の条件を独自に設定し、条件を満たしたユーザーにポイントを付与することができるようになる。
具体的には、アプリ内で発行されるQRコードを店頭のスマートフォンやタブレット端末、印刷したポスターなどに掲示し、それをユーザーが自身の端末で読み取ることで、当該ユーザーのアカウント上にポイントを付与することが可能だ。
同機能を活用することにより、一定数のポイントが貯まったユーザーに対してインセンティブを提供したり、割引特典を提供したりすることが可能となり、有効期限前の自動通知機能なども活用することで、顧客の再訪を促進するO2Oツールとして効果的に利用することができるようになる。さらに、デジタルポイントカードの発行・利用はすべて無料のため、従来の紙やプラスチック製のポイントカードと異なり制作や印刷の費用を気にせずに発行ができるという。