2010年9月13日12:40
大日本印刷子会社のネクサンティスは9月14日から、シングルサインオン製品「Evidian Enterprise SSO(Evidian E-SSO)」の新しい機能として「クラスタモードオプション」の販売を開始すると発表した。
シングルサインオンとは、パソコン上で最初に1回だけログイン(パスワード入力やICカードによる本人確認)を行うと、そのユーザーがアクセス権限を持つ複数のアプリケーションやシステムに対して、再度、パスワードを入力しなくても、自動的にログインできるシステムである。シングルサインオンによって、ユーザーは多数のパスワードを管理する必要がなくなるメリットがある。
今回、Evidian E-SSOの開発元であるフランスのEvidian(エヴィディアン)社は、Evidian E-SSOの最新バージョン(8.0.3)に、ユーザーが、1台のパソコンにログインすると、あらかじめ設定した複数台のパソコンに対しても同時にログインできる「クラスタモードオプション」を追加した。これを受け、日本国内におけるEvidian E-SSOの総販売代理店であるネクサンティスは、クラスタモードオプションの日本語化対応を行い、日本国内向けに販売を開始することになったという。ネクサンティスでは、証券会社や投資銀行のトレーディングルームなどに向けて営業活動を展開し、2013年度までに約2億円の売上を見込んでいる。