2017年7月18日8:00
モニターアライアンス事業のモニタスと、ポイント交換サービスを展開するネットマイルは、2017年7月13日に記者会見を行い、ネットマイルのポイントサイト「すぐたま」に登録をしているユーザーに、モニタスの提供するシステムを通じてアンケートを送付、ユーザーは回答するとポイントが付与される連携を開始すると発表した。
ネットマイルとの連携により前年比157%の成長を目指す
モニタスは、モニターアライアンス事業として月間3,000プロジェクトを展開。モニター総数は470万、1カ月の回答数は約20万となる。2016年6月にソフトバンク、2017年2月にLINE、4月にマイナビニュースと連携もしくは業務提携を行っており、7月19日からヤマダ電機との連携を開始する。
ビジネスモデルとして、マーケティングリサーチに参加した会員に付与するアンケートの謝礼をモニタスが買い取り、ユーザーに提供しているが、このほどネットマイルとの連携を開始することになった。ネットマイルの会員資産をモニタスが預かり、会員にアンケートを提供し、ユーザーにはポイントを、メディアには収益を、事業者には調査結果を提供する仕組みだ。
現在、インターネットリサーチは103%の成長率だが、モニタスのモニターアライアンス事業は2015年で259%、2016年で128%の伸びを示している。モニタス 代表取締役社長 林秀紀氏は、「今回、ネットマイル様と連携させていただくことによって、2017年は前年比157%の成長を目指しています」と意気込みを見せる。ネットマイルと連携することで、アンケートに協力してもらう人を増やし、モニターアライアンス事業のさらなる活性化を目指す。
287万人の「すぐたま」会員にアンケートを送付
ネットマイルは、2015年4月からポイントを貯めたり、利用できるサイト「すぐたま」を展開しており、287万人の会員を有しているが、「すぐたまユーザーをモニタス様が管理するデータベースにパネル提供を行います」と、ネットマイル 代表取締役 坂井光氏は説明する。
記者会見には、NEWSY 代表取締役CEO/ニュースサイト『しらべぇ』編集長 タカハシマコト氏もゲストで登場。NEWSYは、「ニュースクリエイティブエージェンシー」として、ニュースサイト「しらべぇ」を運営している。また、コンテンツ・マーケティングとクリエイティブ事業を展開している。
しらべぇでは、2017年5月に3,300万PV(ページ・ビュー)、850万UU(ユニーク・ユーザー)を達成。調査×ニュースという切り口で毎日25本の記事を配信している。モニタス保有のモニター会員に「しらべぇ独自調査パネル」を構築。「しらべぇ独自調査パネル」では、性別・年齢、年収、学歴、移住地、出身地、家族構成のほか、約140項目に渡る基礎項目をヒアリングしている。独自調査パネルとして、2015年に8万8,236名に、2017年に4万4,949名、総計11万4,476 人を有している(重複含む)。調査データは通常、会議室でマーケティングの意思決定に使われるものだったが、11万人のデータベースを構築し、独自性のある調査データから記事を配信しているそうだ。
すでに、「すぐたま」に登録ユーザーに、モニタスの提供するシステムを通じてしらべぇのアンケートも実施しているという。