2020年5月12日11:40
INDETAILと電縁は、多言語に対応し、宿泊施設におけるチェックインをスタッフ応対に頼らず円滑に実施するためのスマートチェックインサービス「maneKEY(マネキー)」を共同事業として開始することを発表した。
なお、同開発は中小企業等経営強化法に基づく異分野連携新事業分野開拓計画「新連携」に認定されている(2018年6月8日)。
同サービスでは、多言語に対応したチェックイン、および鍵の提供を無人で行うことを可能としている。また、宿泊情報の管理も安全で信頼性の高いサービスを提供するそうだ。これにより新たに人材を獲得せずとも外国人旅行客の受け入れを実現し、クラウド上での情報管理が可能だという。
maneKEYは、直感的な操作性に優れたタブレットと、AIを駆使した顔認証技術による本人認証を導入し、従来は人が行っていた宿泊施設のカウンター業務をIoTが担うことで、宿泊客にスムーズなチェックイン体験を提供するとともに、無人化により宿泊施設の運営業務を省力化する。また、スマートロックとの連携によって鍵の受渡しも作業レス化し、遠隔でのシステムチェックを可能としている。
予約機能として、事前登録機能(宿泊台帳に必要な情報を、 宿泊客様が施設到着前にスマホやPCで登録)、予約完了時に宿泊客様へ送信するウェルカムメッセージの自動生成・自動翻訳機能、チェックイン用QRコード発行、チェックイン、QRコードでの簡単チェックイン(宿泊客様が予約情報を確認する)、AIによるパスポート自動読み取り・本人認証、本人確認用の顔写真の自動撮影、チェックアウト、QRコードでの簡単チェックアウトが可能だという。
同サービスの事業展開において、INDETAILは企画、開発、営業サポートを行い、電縁は幅広い企業パートナーとのネットワークを駆使して、サービスの販売、営業、保守を行う。
まずは年間チェックイン回数12万回を目指して導入施設数の増加に取り組む。また平行して、シナジーを期待できる周辺サービスを企画、開発、リリースしていくことを検討している。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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