2020年10月30日13:10
三井住友カードとLINE Payは、2020年4月から「Visa LINE Pay クレジットカード」の発行を開始しているが、このほど戦略的な提携関係を通じて新しい決済体験・カード文化を創造し、新しい時代に即したキャッシュレス決済の実現を目指すと発表した。
モバイルペイメントを展開するLINE Pay と、クレジットカード会社の三井住友カードの組み合わせにより、「LINE Pay」の利用場所を大きく拡大するとともに、シームレスな顧客コミュニケーションとセキュアな決済を融合し、安心・安全かつ使いやすい決済体験をユーザーに提供していきたいとした。LINE Pay はコミュニケーションアプリ「LINE」のユーザー基盤、三井住友カードは国内最大規模の加盟店網を誇り、両社の提携により幅広いユーザー・加盟店をカバーする新たなキャッシュレス経済圏を構築し、決済だけにとどまらない新たな付加価値の提供を目指していきたいとした。
具体的には、2020年12月に「Visa LINE Pay プリペイドカード」発行を予定する。VisaブランドのバーチャルプリペイドカードをLINE アプリ内で発行するという。また、「Apple Pay」、「Google Pay」 にも 12 月より順次対応を予定しており、「LINE Pay」が全国の iD 加盟店でも利用可能になる。
さらに、2021年春に「チャージ&ペイ」対応カード拡大予定だ。「Visa LINE Pay クレジットカード」以外の三井住友カードが発行する Visa ブランドのクレジットカードでも、 「チャージ&ペイ」機能が利用可能になる
2020 年9月から「Visa LINE Pay クレジットカード」会員に対し、「LINE」上での利用通知を開始。また、三井住友カードアプリ「Vpass」の連携により、三井住友カード会員は「LINE」上でクレジットカードの各種手続きや設定が可能になる。さらに、LINE の「CLOVA Chatbot」を導入し、三井住友カードの LINE 公式アカウントからのチャットボットによる問い合わせ対応が可能になる予定だ。
加えて、・三井住友カード会員が「LINE」の各種サービスを利用した際、通常よりも上乗せしたVポイント還元を実施。加盟店向けには、国内最大規模の加盟店網である三井住友カード加盟店への「LINE Pay」導入を推進するとともに、「LINE」および三井住友カードの「stera」の機能を活用した加盟店向けサービスの利便性の向上を図るそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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