2020年10月30日15:14
PayPayは、2020年10月30日から、大阪府の対象店舗で店内注文サービス「PayPayテーブルオーダー」の提供を開始すると発表した。「PayPayテーブルオーダー」は、飲食店のテーブルや座席からユーザー(来店者)が自身のスマートフォンにインストールした「PayPay」アプリを使って注文用QRコードを読み取り、飲食店が販売する飲食物の注文から決済までが可能になる新サービスだ。
利用者は、注文用QRコードを読み取り、テーブル番号を入力すると、「PayPay」アプリに店舗のメニューが表示され、注文したい商品や数量などを選択し、注文が可能だ。店側から商品の提供を受けたあと、ユーザーが商品受け取り完了通知を押すと支払いが完了する。
「PayPayテーブルオーダー」を利用することで、ユーザーは不特定多数の利用者が触れる印刷されたメニューにも触れることなく、自身のスマートフォン上の「PayPay」アプリから注文を行える。さらに、決済も「PayPay」内で完了するため、退店時の会計作業なども不要となり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をはじめとした感染症対策にもつながるそうだ。店舗にとっても、従業員がテーブルを回って注文をとったりレジで会計を受け付ける必要がなくなるため、ユーザーと従業員の接触機会を減らし、従業員の感染症対策をとりながら店舗業務の効率化を促進できる。
なお、「PayPay」は大阪府が「大阪コロナ追跡システム」(大阪府ホームページ)の普及拡大とキャッシュレス化を同時に推進することを目的とした「大阪おおきにアプリ事業」(大阪府ホームページ)の「大阪おおきにアプリ」として採用されている。2020年10月1日より、大阪府内の店舗を対象とする「大阪おおきにアプリ事業」に登録した飲食店から加盟店向けのサービスページの申込受付フォームより「PayPayテーブルオーダー」の受け付けを始めており、大阪おおきにアプリ事業参加店舗は、同事業期間中の2022年3月31日まで「PayPayテーブルオーダー」を無料で利用可能だ。
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ペイメントナビ編集部
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