2020年度のペイメントナビ有料セミナー、コロナ禍の中オンラインと併用で全セミナー開催

2020年11月24日9:10

TIプランニングは、2020年度のペイメントナビ有料セミナーを計11回開催した。今年度は、決済やカード関係等の専門家、流通企業の担当者、金融サービスの担当者などに登壇してもらった。また、会場に加え、オンラインを併用する形で開催。今年度はコロナ禍ということもあり、有料セミナーの集客率が例年に比べて低下することが予想されたが、全セミナー最低開催人員を上回り、無事に開催に至った。

9月16日午前は、FIME JAPAN カントリーマネージャー 門山隆英氏、EMVエンジニア 東真実氏、シニアアクワイアリングコンサルタント 清水義弘氏の登壇による「クレジット決済技術の最新事情とアクワイアリングおよびイシュイング観点からの最新トレンド」を開催した。当日は、クレジットカード決済技術の最新事情、イシュイング:EMVカードの役割/価値の変化、アクワイアリング:ブランドテストの傾向と注意点について紹介した。

9月16日午後は、NCB Lab. チーフ・コンサルタント 増渕 翔平氏による「キャッシュレス決済のパラダイムシフト COVID-19で変わる消費者意識と決済勢力図」を開催した。海外関係のコンサルティングサービスやレポーティングを提供する増渕氏が、決済業界におけるコロナショックの影響、2大国際ブランドを含む海外の決済勢力図動向、「支払い」に対する消費者意識の変化、日本のキャッシュレス決済 現状分析と展望について解説した。

9月24日午前は、法務関係のスペシャリストである現代ビジネス法研究所 代表 吉元利行氏が登壇。「決済サービスにかかわる法律の現状と複数の支払手段が関連する決済サービスの課題」と題し、割賦販売法の改正の注目点、金融サービス提供法による仲介的な事業者への影響、決済関連法律で注意したいポイントについて紹介した。

9月24日午後は、「Withコロナ・Afterコロナ時代の キャッシュレス・プラットフォームのあり方」と題して、NTTデータ経営研究所 グローバル金融ビジネスユニット アソシエイトパートナー 大河原久和氏が講演した。大河原氏は、グローバルにおけるキャッシュレス動向、日本のキャッシュレス政策の動向、キャッシュレスサービスの注目市場等について解説した。

10月6日午前は、PayPay オンライン営業本部 部長 高木寛人氏が登壇した「キャッシュレスサービス『PayPay』のオンライン決済の取り組み」を開催。同セミナーでは、オンラインの決済サービス、自動販売機系の決済サービスにフォーカスして高木氏が説明した。

10月6日午後は、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ユーシーカード、トランザクションメディアネットワークスの3社の講師による「クレジット会社、主要決済会社の成長戦略セミナー」を開催した。ビザ・ワールドワイド・ジャパン 取締役 営業本部長 外山正志氏は、「Network of Networks : 決済ネットワークの中核を担うVisaの役割」について説明した(Visaのセッションのみオンライン講演)。ユーシーカード営業企画部 部長 羽鳥正勝氏は、「UC社のキャッシュレス決済“方法”への取組みについて」紹介した。トランザクション・メディア・ネットワークス 代表取締役 大高 敦氏は、「ペイメントゲートウェイから見た決済市場の動向」について講演した。

11月19日午前は、決済サービスコンサルティング 代表取締役 宮居雅宣氏が登壇。「キャッシュレス決済の技術動向とキャッシュレス政策への期待」と題して、「業務」「技術」「実装」知見に基づく解釈や展望について紹介した。

11月19日午後は、「決済・金融サービス最新動向セミナー」を開催。まず、オリエントコーポレーション カード・ペイメントグループ CRM開発推進部 副部長 島田武明氏が「オリエントコーポレーションの非接触IC決済への取り組み」について説明した。次いで、「FinTechの先へ。住信SBIネット銀行の『NEOBANK』が実現する新たな金融サービスの姿。」と題し、住信SBIネット銀行 執行役員ネオバンク事業部長 直海知之氏が説明した。最終講演では、ジェーシービー イノベーション統括部 次長 間下公照氏が「今後の決済のあり方とデジタルアイデンティティ」と題して講演した。

前述のセミナーはリアルとオンラインを併用する形だが、今年度はオンライン限定の有料セミナーも開催している。

9月1日から配信となったのが、野村総合研究所 コンサルティング事業本部 上級コンサルタント 冨田勝己氏が講演した「“祭り”のあとのポイント・マイレージ市場」だ。冨田氏は、ポイント市場のレッドオーシャン化、共通ポイント競争要因、経済圏争いなど、注目ポイントを紹介した。

10月20日は、北海道、東京、福岡を結び、オンラインで「導入・利用が加速する決済サービス動向セミナー」を開催した。まず、「キャッシュレス決済比率が拡大するホームセンター『グッデイ』の取り組み」について、グッデイ 代表取締役社長 柳瀬隆志氏が紹介した。次いで、「アプリを中心としたパルコのCRM構築・運営について」、パルコ CRM推進部 部長北山隆造氏が紹介した。最終講演では、イオン北海道 執行役員営業本部エリア推進部長 佐々木晃一氏が「地域エコシステムを円滑に機能させる『WAON』の取り組み」について説明した。

11月2日には、オンラインで「Mastercardの考える、コロナ禍、その先の新しい世界とは ~新しい生活様式で主流となる、接触を最小化する決済と顧客エンゲージメント~」セミナーを開催。Mastercardデジタルトランスフォーメーション責任者 マイク・ブリン(Mike Breen)氏、Mastercard Data & Servicesシニアマネージングコンサルタント 池田 貴宣氏が新しい生活様式から見えてきたトレンド、顧客エンゲージメントの事例、接触を最小化する戦略を支えるマスターカードのソリューションについて紹介した。

TIプランニングでは、来年度も有料セミナーを開催する予定だ。今後も新型コロナウィルス感染拡大は予断を許さない状態が続くが、継続して有料セミナーを開催することで、決済・カード業界の発展に努めていきたい。

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