2020年12月15日19:57
ランドデータバンク(LDB)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「Connected Industries 推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」の助成事業に採択されたことを受け、パートナー企業である、オプティム、ビルディングサポート、フォトラクション、ランドログと連携することによって、建設現場におけるリアルタイムおよび長期間のさまざまなデータを収集し、LDB独自の機械学習、統計解析処理を行うことで、与信精度を高めると共に、新たな金融分析モデルを開発すると発表した。
LDBは、建設業の本業である工事に着目し、工事に関するさまざまな現場データを収集・解析することで、最適な金融サービスを建設業各社に提供することを目指している。今回、同取り組みに賛同した企業との連携により、建設現場において、リアルタイムおよび長期間のさまざまなデータを収集し、LDB独自の機械学習、統計解析処理を行うことで与信精度を高めると共に、新たな金融分析モデルを開発していく。また、同分析モデル活用した金融サービスに関する実証実験を行うとともに、建設業向けの金融プラットフォームとして、さまざまな企業の利用可能性を検討するそうだ。同時に、連携各社の建設現場におけるソリューションを活用することで、建設業界におけるDXを意識した生産性の向上についても検証してくという
オプティムとは、業種別にラインナップされたAI・IoTソリューションを活用した現場データの収集および業務効率化の推進を行う。ビルディングサポートとは、建設現場情報可視化アプリ「ビルディングモア/ビルディングモア・プラス」による建設工程管理データの収集と合わせて顧客満足度向上と生産性向上を実現するという。フォトラクションとは、「Photoruction」を活用し、写真データを中心とした作業進捗状況や検査結果データの収集と共に、工事関係者に即座に情報共有することで作業効率アップを実現させる。ランドログとは、建設現場における建機の稼働データや高精度測量データ等を収集・蓄積・解析することによる「見える化IoTソリューション」の提供でLDBと連携し、建設生産プロセス全体を包括的に変革していくそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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