2021年4月7日19:34
JR 東日本は、グループ経営ビジョン「変革 2027」において、さまざまな場面でSuicaを利用できる「Suicaの共通基盤化」を進め、地方を豊かにすることを目指しているが、このほど、青森県、岩手県、秋田県の線区において、Suicaを利用できるエリアの拡大を行う。駅数は3つのエリアを合わせて44駅、サービス開始時期は2023年春以降を予定している。
今回のSuica エリア拡大では、新たな改札システムを使用する予定だ。新改札システムで は、従来自動改札機にあったSuicaの主要な機能をセンターサーバに集約する。将来的には、さらなるSuicaエリア拡大のほか、モバイルSuicaなどスマートフォンによる多様なサービス提供などが実現できるようにクラウド化を進めるという。
Suicaの発行枚数は、約8,59 万枚(2021 年 3 月末現在)。JR東日本グループでは、東北エリアのさらなる復興に向けて、東北デスティネーションキャンペーンや「TOHOKU MaaS」、地域連携 IC カードの展開などを実施している。