2021年4月16日16:45
福島県磐梯町とDigital Platformer(DP)は、ブロックチェーン技術を活用したデジタル地域通貨「令和3年度 磐梯町デジタルプレミアム商品券」を、2021年7月15日より磐梯町内にて発行を開始を目指すと発表した。発行にあたりソラミツが開発したブロックチェーン技術「ハイパーレジャーいろは」を採用し、DPが開発をしたデジタル通貨発行サービス「LITAプラットフォーム」を採用する。
デジタル地域通貨は、7月15日~12月31日まで磐梯町民が町内の「令和3年度 磐梯町デジタルプレミアム商品券」加盟店で使用できるようになる予定。

磐梯町は、デジタル技術を活用し、町民本位の新しい行政経営モデルを実践していく必要があると考えている。その実践の1つが、地域経済の活性化を目的として発行するプレミアム付き商品券のデジタル化となる。デジタル地域通貨の導入により、行政コストの削減を目指すとともに、地域内での通貨流通を図ることにより、地域経済をさらに活性化させていきたいとしている。
同時に、アフターコロナの新常識を実現するためには、紙幣などの現金に触れることなく生活活動ができる環境づくりが、今後求められてまいる。実用実績があり、かつ高度なセキュリティを有するブロックチェーン技術を採用したデジタル地域通貨を発行することにより、現金を使わずにスマートフォンなどを利用して支払いを完結できるキャッシュレス化の実現を目指すとともに、地域通貨の円滑かつ効率的な運用を目指す。
DPは、今回の磐梯町のデジタル地域通貨の発行にあたり、技術面と運用面でのサポートを行う。サポートにあたり、新たに開発したデジタル通貨発行サービス「LITAプラットフォーム」を磐梯町に提供する。DPは、磐梯町を皮切りとして、日本全国の地方自治体にLITAプラットフォームの提供を行うことにより、地域の経済とデータの循環を促すデジタル地域通貨の発行普及を目指す。
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ペイメントナビ編集部
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