2021年6月11日7:10
JNSホールディングスは、このほど日本カードと資本提携し、これと併せ、同社の子会社であるネオスと日本カードとの間で、キャッシュレス券売機市場向けの製品開発・サービス提供を目的とした共同事業契約を締結したと発表した。
日本カードは、30年間にわたり600を超える商店街にポイントカード・システム「はん子&はん蔵」を提供している。2017年には、地域電子マネーやプレミアム商品券の電子化、行政および商店街のポイント&ハウスプリペイドカード向けのポイント&マネー・プラットフォームとしてクラウド型サービス「SHIAGEL」を提供開始し、商店街・地域住民・地方自治体による地域循環型経済の実現に向けて、全国50箇所以上の地域で活用されている。
今回の提携を通じて、JNSグループのソフトウェア・ハードウェア開発の知見や技術と、日本カードのサービスや地方自治体ネットワーク等を活用し、キャッシュレス決済を軸とした新たなFinTechや地方創生事業の創出・拡大を図っていくという。
さらに両社における取り組みとして、ネオスと日本カードはこの度新規市場開拓に向けた共同事業契約を締結し、新たにAndroid搭載「キャッシュレス券売機」の開発およびサービス提供を共同で推進する。日本カードが開発した「キャッシュレス券売機」は電子マネーでの支払いを可能にするとともに、クラウド連携によりチャージやポイント管理まで一括で対応することが可能だ。また、従来のボタン式券売機とは異なる全面タッチパネルとAndroidの搭載により、オンライン接客やサイネージにも活用することができ、顧客対応から販促まで端末で完結するスマートな接客スタイルを実現するそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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