2021年8月10日19:15
新生銀行とアプラスは、ネオバンク・プラットフォーム「BANKIT(バンキット)」において、分割後払いを可能にする「おたすけチャージ+(プラス)」、Apple Pay、Google Payによる「非接触決済」、「オンライン本人確認(eKYC)」の新たな機能を追加し、2021年8月10日よりサービスの提供を開始したと発表した。
BANKITは、クレジットカード業、資金移動業および前払式支払手段発行業の登録があるアプラスが事業主体となり、新生銀行グループが有する決済、為替および与信機能などの金融サービスをカフェテリア形式(必要な機能を自由に選択できる形式)でパートナー企業に提供するものだ。パートナー企業は、金融ライセンス取得などにかかる手間や費用をかけず、自社の利用者に対して、金融サービスを提供することが可能だ。今回、既存の機能に加えて、新たな機能の提供を開始。これらの機能により、個人の利用者は手持ち資金やチャージ残高を気にすることなく、決済や分割後払いがワンストップで利用でき、また、利用可能な店舗が大幅に増加することで、利便性の向上につながるとしている。
「おたすけチャージ+(プラス)」は、BANKIT 搭載専用のカードレスのクレジットカードで、手持ち資金がなくても、後払いで BANKITのウォレットへチャージできるサービスだ。一括払い、分割払いから選択して後払いできる機能(ショッピング)と、チャージした残高を銀行 ATM から引き出すことができる機能(キャッシング)がある。
「非接触決済」は、Apple Pay、Google Pay を利用した非接触決済サービスだ。ウォレットへチャージした残高を日本全国の「QUICPay+(クイックペイプラス)」、または「Visa のタッチ決済対応マーク」のある店舗で利用できる。
「オンライン本人確認(eKYC)」は、オンラインで本人確認を行うサービスだ。パートナー企業は、サービス利用者の本人確認ができるようになる。また、個人の利用者はこれまでよりも短期間でサービスの利用を開始することが可能だ。
なお、BANKITの利用を発表しているセレスや、すでに利用を開始している3PLATZ等の各アプリに対しても、新機能から各アプリに最適な機能を提供するという。また、アプラスが個人向けに提供するBANKITアプリでも新機能を利用できる。
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ペイメントナビ編集部
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