2022年8月1日7:20
新生銀行とアプラスは、ネオバンク・プラットフォーム「BANKIT(バンキット)」において、提供するサービスを強化すべく、新たに「ホワイトラベル・プラン」を加え、「エンベデッド・プラン」の2つのプランを通じて、より低コスト・短期で利用できる運用を開始した。
「ホワイトラベル・プラン」は、BANKITが提供する金融・決済機能が備わったアプリを自社ブランドで立ち上げることができるサービスだ。パートナー企業が自社ブランドとしてアプリを展開できるほか、自社での開発の必要がないため、これまで以上に低コスト・短期間での実現が可能になるそうだ。なお、「エンベデッド・プラン」は、BANKITが提供するSDK(Software Development Kit、ソフトウェア開発キット)を利用し、金融・決済機能を自社アプリに組み込むことができるサービスであり、自社アプリ機能をより強化したい企業などが利用可能だ。
2021年12月、新生銀行グループはSBIグループに加わり、両グループの経営資源を有機的に結合することで、さらなる地域金融機関の収益力の向上、地域経済の活性化、地域創生の具現化に向けて、協働を進めていくそうだ。その取り組みの1つとして、地域金融機関に向けて「エンベデッド・プラン」でBANKITの機能を提供することにより、地銀バンキングアプリの機能拡充を図る。また地域金融機関の取引先に向けて、「ホワイトラベル・プラン」で自社ブランドのアプリを提供することにより、各地域の百貨店など地域事業者の金融事業参入を支援するという。
同時に、オフラインの仮想テスト環境である「Sandbox(サンドボックス)」の提供を開始することで、パートナー企業がBANKITをより導入しやすい環境を提供する。アプリの挙動を確認できることでユーザー目線のUI/UXを体験できるほか、アプリの開発開始前に実際の機能を試すことができ、スムーズに開発を進められるようになる。「Sandbox(サンドボックス)」の提供1社目として、在留外国人向けサービスを展開するグローバルトラストネットワークスを予定している。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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