2021年9月16日7:50
イトーヨーカ堂と東芝テックは、カート・スマホを活用したセルフレジシステム(IY マイレジ ピピットカート / ピピットスマホ)によるレジ業務効率化に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)施策を実施すると発表した。
同セルフレジシステムは、イトーヨーカドーの食品売場において、利用者自身が商品バーコードを読み取りながら買い物をするもので、買い物カートにタブレットやスキャナーを備えたカート型セルフレジと、利用者自身のスマホにアプリをダウンロードして利用してもらうスマホ型セルフレジの 2 種類で構成している。

利用者のレジ待ち時間短縮やレジ係との接触機会の低減を可能にするとともに、ライフスタイルにあわせたチェックアウト方法も選択可能だ。
東芝テックのカート型セルフレジおよびスマホ型セルフレジと、イトーヨーカドー店舗の POS システムとを連携し、利用者自身で商品のバーコードを読み取ることにより、商品明細と合計金額を確認しながら買い物ができる。支払いは会計エリアにある専用精算機に取引データを送ることで、現金、クレジット、nanaco などの電子マネー、コード決済といった決済手段で支払いできる。決済完了後、小型セキュリティゲートに精算済レシートをかざすことにより、精算済であれば通行が可能となるそうだ。精算前でレシートがない場合や通過済のレシートでは通過時にアラートを通知する。
なお、導入済店舗は、イトーヨーカドー曳舟店(東京都墨田区)、イトーヨーカドー武蔵小金井店(東京都小金井市)、イトーヨーカドー浦和店(埼玉県さいたま市) イトーヨーカドー八柱店(千葉県松戸市)となる。2021 年度はさらに 9 店舗へ追加導入し、計 13 店舗で導入予定だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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