2021年11月11日7:30
PayPayは、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用した本人確認の手続きを2021年11月10日から開始すると発表した。Android版から先行して提供し、iOS版でも近日中に開始予定だ。
公的個人認証サービスとは、マイナンバーカード内に記録された署名用電子証明書を活用し、住民基本台帳に裏付けられた本人を証明するものとなる。本人確認書類の偽造や他人によるなりすまし申請、データの改ざんといった不正を防止し、本人確認を行うことが可能だ。
PayPayではこれまで、銀行口座への出金やPayPayユーザー間での送金、受け取りが可能なPayPay残高であるPayPayマネーを利用時にオンライン上で完結する本人確認を行ってきた。
今回、これまでの本人確認方法に加えて、公的個人認証サービスによる本人確認の導入によって、「PayPayアプリ」上で職業、利用目的、署名用電子証明書暗証番号を入力し、マイナンバーカードをスマートフォンに近づけることで大半の手続きが完了する。
マイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用した本人確認は、犯罪収益移転防止法に基づくオンラインで完了する本人確認方法となる。2018年11月に犯罪収益移転防止法施行規則が改正され、オンライン上の手続きで本人確認を完了することが可能となっている。