2021年11月29 日19:12
アクルは、ユーシーカードとの不正検知・認証システム「ASUKA」に係る紹介代理契約を締結したと発表した。
近年国内発行カードにおける番号盗用被害は、2020年には223.6億円(日本クレジット協会集計)となり、第三者によるクレジットカード不正利用は年々増加傾向にある。また不正利用は矢継ぎ早に起こり、急激に増加する傾向があるため、いかにスピーディーに且つシンプルに不正対策が実行できるかがEC運営事業者にとって課題となっている。
そのような背景もあり特に近年では、不正検知サービスなどの不正対策ツールを積極的に取り入れるクレジットカード加盟店が増えてきている。また同時に不正の状況や被害金額などに応じたそのカード加盟店にフィットした不正検知システムが求められてきているのも事実であり特徴だとしている。
今回の契約締結により、ユーシーカードが提供する不正対策ソリューションのラインナップに新たに「ASUKA」が加わる。ユーシーカードを利用するカード加盟店は、以前にも増して不正対策の選択肢が広がることになり、より具体的な不正対策運用を構築することが可能になる。
またアクルは、ユーシーカードと積極的に不正に関する情報交換を行い、第三者不正利用によるチャージバックなど、課題を抱えるカード加盟店をサポートしていくそうだ。
なお、「ASUKA」は、カード不正利用対策の一つの手段として用いられることがあった従来の不正検知システムとは異なり、クレジットカード決済におけるセキュリティレベルを向上させることで、不正利用者を寄せ付けないECサイト運営体制の構築を実現する、全く新しいカード不正・チャージバック対策ソリューションであるという。ASUKA for Travel、for Ecommerceなどそれぞれの取り扱い商材に合わせたモデルを提供しており、各業界のクレジットカード加盟店各社にて利用されているという。