2021年12月15日13:52
オムロン ソーシアルソリューションズ(OSS)は、これまで家庭で埋没していた太陽光発電の自家消費電力量を環境価値として収集・活用するサービス「みんなでつくるエコ活サークル」を2022年1月中旬にリリースする。
OSSは、同サービスの提供を通じて太陽光発電の自家消費を推進するとともに、再生可能エネルギーの普及を進め、持続可能な社会づくりに貢献していきたいとした。

「みんなでつくるエコ活サークル」は、マルチ蓄電プラットフォーム「KPBP-Aシリーズ」のハイブリッド蓄電システムを設置した家庭を対象に、OSSがCO2削減量を環境価値として取りまとめ、国の地球温暖化対策「J-クレジット制度」を活用してユーザーにポイントなどで還元するサービスだ。
これまで、各家庭の太陽光発電設備で発電した電力を自家消費する時に発生する環境価値を収集・活用するためには、追加機器の設置や自家消費電力量の報告手続きが必要になることもあり、見過ごされてきた。そこでOSSは、追加機器・追加費用なしで各家庭における自家消費電力量を自動で収集して環境価値とし、ポイント化してユーザーに還元する同サービスを実現している。
ユーザーはサービスに加入すれば、太陽光発電で発電した電気を普段どおり自家消費するだけでポイントが得られ、集めたポイントをAmazonポイントなど、日常の買い物などに利用できる各種ポイントに交換することができる。また、OSSはユーザーから収集した環境価値を取りまとめて脱炭素に取り組む企業に提供し、脱炭素経営を支援するとともに、同サービスで得た収益の一部を再生可能エネルギーの普及や持続可能な社会づくりに貢献する団体に寄付する予定だ。
OSSは、同サービスを2022年1月中旬より提供開始し、3年間で5万件のサービス提供および44GWhの環境価値収集を目指す。さらに同サービス提供を通じ、蓄電システムの普及を進めるとともに企業の脱炭素への取り組みを支援し、レジリエントで持続可能な社会づくりに貢献していきたいとした。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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