2022年2月12日7:00
JTBとジェーシービーの合弁会社であるJ＆J事業創造、手塚プロダクション、NOBORDER.z FZE（ノーボーダーズ）の3社は、コロナ禍で大きく毀損した地域経済、および国内観光マーケットの回復と支援などを目的に、NFT、およびブロックチェーン技術やメタバース技術を活かし、日本各地をテーマにしたご当地NFT、およびトレーディングカードゲームの共同開発・販売を開始すると発表した。
第一弾は鉄腕アトム（ASTRO BOY）と鳥取県のタイアップとなる。鳥取県は県を挙げて宇宙産業の飛躍に向けたさまざまな取り組みを行うほか、星空継続観察都市であることから「星取県」としてもブランディングを進めており、鳥取県のさまざまな景勝地、文化、食の魅力を新たなテクノロジーで訴求していく。
日本全国の観光地や観光資源と、キャラクター「鉄腕アトム」がコラボレーションしたご当地NFTトレーディングカードを使って、日本各地の魅力や文化を楽しく学ぶことができるほか、多言語に対応することでインバウンド需要の回復期を見据えた訪日外国人の好意醸成につなげていきたいとした。
ご当地NFTトレーディングカードは手塚プロ監修のもと、NOBORDER.zが運営するNFTマーケットプレイス「XANALIA」(ザナリア)で2月末から購入でき、ご当地ごとにオリジナリティ性を持ったNFTカードとしてコレクションすることはもちろん、6月末にリリースされるNFTトレーディングカードゲームアプリ「NFT DUEL」にて無料で遊ぶことが可能なほか、今後はNOBORDER.zが運営するメタバース空間「XANA」とも連動したコンテンツが利用できる予定だという。
なお、トレーディングカードの売上の一部は、自治体・DMOの観光振興のため、寄付することを想定している。
この取り組みに際し、手塚プロは鉄腕アトムのIP（知的財産）を提供、NOBORDER.zはNFT制作支援・ブロックチェーン技術・メタバース技術・NFTゲーム基盤を提供し、J＆J事業創造はJTBと連携し、観光コンテンツの選定・企画制作支援を行うほか、日本全国の自治体・DMOへの対応窓口となる。
