2022年3月3日18:19
フライトシステムコンサルティングは、三菱UFJニコスとVisa、Mastercardに関する対面でのクレジットカード決済における包括加盟店契約を締結したと発表した。
同社は、2010年9月より国内初のiPhoneやiPadをクレジットカード決済端末にする大企業向けソリューション「ペイメント・マイスター」を販売している。対応する決済端末としては、モバイル型「Incredist Premium II(インクレディスト・プレミアム・ツー)」、プリンタ内蔵の据置型「Incredist Trinity(インクレディスト・トリニティ)」、自動精算機向け組み込み決済装置「VP6800」・「IFC」などモバイル型・据置型・自動精算機までさまざまな決済ソリューションを提供している。なお、最新モデル「Incredist Premium II」ではカード決済に加え、マイナンバーカード読取にも対応している。
さらに決済専用端末を利用せず、汎用Android端末を使いカード決済を実現する新たな決済ソリューション「Tapion(タピオン)」も2021年に発表しており、導入企業のニーズにあったカード決済を展開しているそうだ。
同社が三菱UFJニコスと締結した「包括加盟店契約」では、三菱UFJニコスの代行として同社が加盟店の開拓、および各加盟店と加盟店契約を締結し、加盟店の管理を行うと共に、決済金額に応じた手数料を得る事ができる契約となる。決済種別は、対面決済におけるVisa、 Mastercardのクレジットカード決済の取り扱いとなるそうだ。
同契約により同社では、従来のさまざまな決済のニーズに合わせた製品ラインナップの販売に加え、同社決済ソリューションを導入する企業に対し、より最適な契約条件を提示することで加盟店での決済手段拡充を図り、事業拡大に貢献していきたいとした。さらに同社では、同社決済ソリューションに対し継続的に手数料収入を得る新たな収益の柱が加わることとなり、より一層同社決済ソリューションの拡大が見込まれるとしている。
具体的には、モバイル型決済については、既存販路を活用し、大企業での大量導入の実績を活かした決済ソリューションを引き続き展開していく予定だ。iPad等を活用し、クレジットカード決済だけではないカスタマイズのニーズにも幅広く対応していく。据置型決済では、販売代理店を活用し大企業から中小企業まで幅広く展開していく予定だという。さらに汎用Android端末を使った最新の決済ソリューション「Tapion」においては、少額決済が多い事業者に向け、従来の価格設定とは異なるビジネスモデルでの展開を予定しているそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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