2022年3月8日20:52
TISは、PAYCIERGE(ペイシェルジュ)の「ブランドデビットプロセッシングサービス」と、「ブランドプリペイドプロセッシングサービス」が、本人認証サービスEMV 3-Dセキュア(3-Dセキュア2.0)に対応し、Visaが提供するVisa Consumer Authentication Service (VCAS)を標準機能として提供すると発表した。
EMV 3-Dセキュアは、クレジットカード利用者がオンライン決済を行う際に、不正利用防止のため本人認証を行う仕組みのことだ。バージョン2.0はリスクベース認証や、ワンタイムパスワード、生体認証、スマホからの決済などが強化されている。また、VCASは、Visaが提供する本人認証サービスとなる。
TISが提供する「ブランドデビットプロセッシングサービス」と「ブランドプリペイドプロセッシングサービス」はそれぞれのカード発行に必要な各業務システムやアプリケーション、入会受付やコールセンターなどの業務オペレーションの環境をワンストップで提供するサービスだ。
今回、より安全なEC決済を可能にするため、 両サービスの標準機能として、 VisaのVCASを含む複数の3-Dセキュアプロバイダーに対応した。また、EMV 3-Dセキュアに標準対応することで、3-Dセキュア1.0からEMV 3-Dセキュアへ切り替えを必要とする顧客へ最小限の費用・工数で対応できるデビット、プリペイドのプロセッシングサービスを提供することが可能となったそうだ。既存の3-Dセキュアベンダーから切り替えたい場合でも、イシュアの選択肢が増加したことでより自由に顧客の業務に合った選定ができるとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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