2022年4月4日7:30
リクルートは、 昨年度試験的に開始していた、将来の売上を今のお金にかえる資金調達サービス「Airキャッシュ」の提供を、2022年4月1日より本格的に開始した。
「Airキャッシュ」は、必要な金額と引落プランを選ぶだけで資金調達が可能となるサービスだ。カード・電子マネー・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス「Airペイ」の利用実績に合わせて案内する招待制で、引落し金額も「Airペイ」の決済金額に連動するため、事業者は経営状態に見合った資金調達を実現可能だ。
リクルートでは、これまで「Airレジ」「Airペイ」「Airシフト」をはじめとした業務・経営支援サービス「Airビジネスツールズ」を提供する中で、事業運営には、機材の修理や買い替え、従業員の募集費用、集客・宣伝のための広告出稿といった、多額ではないが多岐にわたる少額の投資機会・ニーズがあることを把握していたそうだ。
現在はそれに加えて、長引く新型コロナウイルス感染症による休業や時短営業の影響から、資金面での突発的なリスクが高まっており、経済産業省が新たな支援策として「事業復活支援金」を開始するなどしている。突発的な資金リスクの中には、「比較的少額だが今すぐに必要」という性質のものも多く、事業運営のための中長期的な投資だけでなく足元の資金管理としても、少額資金調達のニーズが高まっているという。
「Airキャッシュ」は「借りる」ではなく「将来の自身の売上を先に現金化する」仕組みの資金調達サービスとなるそうだ。同サービスは、カード・電子マネー・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス「Airペイ」を利用している事業者に、「Airペイ」の利用実績に沿って案内をする招待制のサービスのため、煩雑な申し込み作業が伴わずオンラインで完結する。また、引落し金額は「Airペイ」の決済額に連動することから、それぞれの事業者の経営状態に見合った資金調達ができるため、事業者のみなさまが事業やお店を運営する中で必要となる小規模な資金調達を、手間をかけず無理なく実施することを可能にするとしている。
「Airキャッシュ」の資金調達の方法として、必要な金額と引落プランを選ぶと、2クリックで申し込める。入金までは最短2日で、必要な時にすぐ資金を手元に得られて、使い道も自由だという。手数料率は、利用金額に対して0.5%からとなり、担保・保証人不要、必要書類なしで申し込める。利用可能金額は、5万円~100万円となり、利用可能金額上限は、 今後引き上げを検討する予定だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト