2011年2月24日9:00
2010年のモバイル決済総額は1,620億ドル。それが2014年には9,840億ドルで、約1兆ドルになると調査会社のYankee Groupが予測した。
調査によると、回答者の10%弱はモバイルバンキングやモバイルクーポン、モバイル決済の手数料を払ってもいい、という意向を示している。
エリアでみると、2010年のモバイル決済を主導しているのはEMEA(欧州・中東・アフリカ)で、42%を占めている。それにつづくのがアジアパシフィックで38%、北米16%、南米4%となっている。
2014年にはどこが主導権をとるか。
それはアジアパシフィックで54%を占めるという。ついでEMEAが32%、北米10%、南米4%の順。アジアパシフィックの市場は魅力的だ。
モバイルクーポン利用者は2010年、全世界で270万人。2014年には3,500万人に増えるとみている。
非接触(NFC)決済ができる携帯電話数は2010年の834,000台から、2014年には1.51億台に拡大。伸び率は300%。
NFC決済額は2010年の2,700万ドルから、2014年には400億ドルになると予測している。
携帯電話、特にスマートフォンにチャンスあり。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。