2022年11月28日8:00
BtoC向け「サブスクペイ」、BtoB向け「請求管理ロボ」などの決済サービスを提供するROBOT PAYMENTが、新サービス「1click後払い」の提供を開始した。VisaとJCBブランドに対応した同サービスを利用することで、「請求管理ロボ」で発行する請求書に、カード払いの選択肢を付けることが可能になり、請求書を受け取った企業がカード払いを選択すると、決済代金をROBOT PAYMENTが立て替え払い。代金を回収する側にも、支払う側にも、新しいメリットを提供する。
記事のポイント!
①「1click後払い」の決済手数料は決済金額の3.8%
②業界初のJCBに加え、Visaのスキームに準拠
③BtoC決済サービス「サブスクペイ」展開
④BtoB向けプロダクトの売上比率増加
⑤「請求管理ロボ」のユーザーは?
⑥「請求管理ロボ」の売り手企業を通じた告知が可能に
⑦企業間取引のカード決済市場の拡大へ
売り手企業の未回収リスクを低減
買い手企業の資金調達をサポート
ROBOT PAYMENTが10月に提供を開始した「1click後払い」は、同社のBtoB向け請求・債権管理クラウド「請求管理ロボ」から発行された請求書に対して、請求書を受け取った企業が支払い方法としてカード払いを選択できるサービスだ。請求書を受け取った企業(買い手企業)が請求書記載のURLからカード決済の手続きを行うと、ROBOT PAYMENTが、「請求管理ロボ」ユーザーである請求書発行企業(売り手企業)に対して、買い手企業名義により最短5営業日で立て替え入金する。決済手数料は決済金額の3.8%で、買い手企業が負担する仕組みだ。
これにより、売り手企業は、システム利用料や手数料の負担なしで、未回収リスクを軽減することができる。買い手企業にとっては、ワンクリックで簡易にカード決済が利用でき、クレジットカードの引き落とし期日によって最長60日間、キャッシュアウトの延長が可能になる。銀行融資やファクタリングよりも手軽な資金調達手段として、中小企業にはニーズが大きいと同社は見ている。
「1click後払い」は、JCBの企業間決済サービス「BtoB決済ソリューション取引」、および、Visaの「BPSP(Business Payment Solution Provider)」に準拠したサービスだ。ROBOT PAYMENT 取締役 川本 圭祐氏は「JCBとROBOT PAYMENTは今年4月、カード決済によって、企業間決済のDXを推進していきたいという思いが合致し、「請求管理ロボ」の販売パートナー契約を締結し「請求管理ロボ for JCB」を提供してきたという背景もあり、「1click後払い」はJCBブランドに対応するサービスの第1号となりました」と説明する。利用できるクレジットカードはまずJCBとVisaからスタートし、年内から順次、他ブランドの国際ブランドカードが追加される予定である。
BtoC決済「サブスクペイ」を展開
売上高に占めるBtoB比率は約4割に拡大
ROBOT PAYMENTは2000年、サブスクリプション市場をターゲットとしたBtoC決済サービス「サブスクペイ」で事業をスタート。「サブスクペイ」は「決済機能だけでなく、決済データと紐づけた顧客管理機能を提供しているのが特徴です。サブスクリプションビジネスに特化した決済サービスという意味では、業界NO.1のプロダクトであると自負しています」と、川本氏は胸を張る。
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