2023年2月21日20:36
一般財団法人 関西観光本部とMastercardは、関西地域の観光の拡大・振興のための協力・連携、2025年大阪・関西万博に関連した観光振興のための取り組み、およびそれに関連したデジタル経済の振興の達成に向け相互協力していくことに合意し、2023年2月21日より2025年末まで続く戦略的パートナーシップを締結した。
関西2府8県(福井県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、徳島県)を対象エリアとした関西唯一の「広域連携DMO」である関西観光本部と、国際基準の決済ネットワークを提供するMastercardとの提携により、関西のインバウンド観光を加速するとともに、国内外からの観光客とその消費を増加させるための共同活動・開発を推進するという。なお、関西観光本部が国際決済ネットワークとの連携協定(Memorandum of Understanding: MOU)を締結するのは初めてとなり、また、Mastercardが、日本国内の「広域連携DMO」とMOUを締結するのも初めてとなる。
今回締結したMOUでは、Mastercardのマーケティングプラットフォームを活用する。海外のカード会員に向けた関西の観光資源やコンテンツに関する情報提供による広域観光圏としての「KANSAI」の認知度向上に取り組む。また、海外のカード会員に対する加盟店特典および「Priceless」観光体験の提供による観光消費の拡大につなげる。また、訪関西観光客の消費拡大に向けた支援として、関西の加盟店にて国内外からの観光客がより快適な決済体験できるよう、キャッシュレスなど決済機能のデジタル化を促進させる。
また、パンデミック後の旅行需要に向けた取り組みとして、「ニューノーマル」およびSDGsを考慮した「次世代観光」のための新たなコンセプトおよびソリューションの共同開発を行う。
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ペイメントナビ編集部
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