2023年4月11日7:20
東芝テックと東芝データは、会員数120万人以上の電子レシートサービス「スマートレシート」の年間電子レシート発行枚数から、紙レシート消費量を推計し算出した。
2022年度に「スマートレシート」で発行された電子レシートの枚数は約4,000万枚。この枚数に紙レシート1枚平均の長さ(15センチ)を掛け合わせると全長6,000キロとなる。これは東京とホノルルを結ぶ長さに相当するという。
次に全長6,000キロをレシート1ロールの長さ(63メートル)で割り戻すとその数は約9万5,239ロール分となり、1ロール(幅58ミリ)を縦に積み上げていくと、約5,524メートルに到達する。これは富士山よりも高く、アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロに迫る高さとなるそうだ。
次に、上記のロール数換算値(約9万5,239ロール)に1ロールの平均価格(400円)を掛け合わせると、年間のレシートロール削減金額は約3,800万円であることがわかった。
さらにロール数換算値(約9万5,239ロール)に、店舗でのレシートロール交換時間(1ロール平均10秒)を掛け合わせると、総時間約265時間となった。コスト同様、店舗側における交換の手間は、人件費にも大きく影響していることがわかったそうだ。
東芝テックが開発、運営し、東芝データが運営を支援している電子レシートサービス「スマートレシート」は、会計時に通常は紙で提供される購入商品の明細レシートを電子化し、電子レシートセンターでデータとして管理、提供するサービスだ。現在会員数120万人を突破している。
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ペイメントナビ編集部
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