2023年5月15日9:00
JR東海は、グループ共通ポイントサービス「TOKAI STATION POINT」を2023年10月から開始する。利用者は、通勤・通学で利用する駅や旅先・出張先の駅でお得にポイントを貯めて、使うことができる。JR東海では、「いつもの駅が、もっと楽しく、もっと広がる」サービスを目指すという。
34の駅商業施設でポイントが貯まり、使える
沿線都市と移動の価値を高めるサービスへ
「TOKAI STATION POINT」は、JR東海グループが運営する34の駅商業施設(約1,000 店舗)で利用できる共通ポイントサービスだ。iOS、およびAndroidアプリでポイントが貯まり、使えるサービスだ。利用者は、対象となるJR東海グループの駅商業施設で買い物時にアプリ会員証提示すると、110円(税込) につき1ポイントが貯まる。貯まったポイントは、1ポイント=1円として、1ポイント単位で利用可能だ。
「『沿線都市と移動の価値を高める』という当社のグループビジョンの実現に向け、通勤や通学、旅先や出張先などあらゆるシーンでの駅のご利用の際の買い物や、食事を、より便利に快適に楽しんでいただきたいと考えサービスを開始します。より便利で快適な顧客体験を目指したいと考えており、アプリを通じてお客様の興味・関心に合ったコミュニケーションを行うことで、既存事業の収益拡大につなげるとともに、駅等でのイベントと連携することで、鉄道の利用促進にもつなげていきたいと考えています」(JR東海)
JR東海グループでは、これまで4社(5施設)で個別のポイント制度を展開していたが、今回、新たにグループ共通のポイントサービスを開始することとなった。グループ各社の個別ポイントは今後も継続するが、共通ポイントへ移行することが可能となる。また、グループの潜在顧客数の具体的な数は把握しきれてないというが、東海道新幹線のネット予約やチケットレス乗車が可能な「EX サービス」会員1,000 万人をはじめ、在来線定期利用者や駅商業施設利用者などのJR東海の駅施設利用者が対象となる。
“アプリの使いやすさ”にこだわる
お得なクーポンやお知らせを配信
サービスの開発に向けて特にこだわった点は、“アプリの使いやすさ”だ。「駅を利用するお急ぎの方や幅広い年代の方々に使っていただけるよう、極力シンプルな説明や画面遷移になるよう配慮しました。また、アプリで楽しんでいただける要素として、移動と組み合わせたスタンプラリー機能もリリース時点から導入する予定です」(JR東海)。
なお、今回のサービスはアプリ限定となり、カードは発行されない。アプリに限定した理由は、スマホの普及によりWeb やアプリのみの会員証サービスが増加していることから、別途カードを必要としないアプリのみとする方がユーザーの利便性が向上すると考えたためだ。
アプリを活用した日常的な稼働率向上施策(プッシュ配信など)については、JR東海グループの駅商業施設で使えるお得なクーポンやお知らせを配信していく計画だ。また、グループの施設間の相互送客に関しては、スタンプラリーやクーポン配信などを活用し、グループ施設間や施設内の利用を促進したいと考えているそうだ。
JR 東海の強み、サービスの目指す世界は?
鉄道事業とのシナジーで価値あるサービスを目指す
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