2023年7月13日20:16
大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「null²」(落合陽一さんプロデューサー)のコンテンツを会期後も継続的に活用していくことを目的として設立されたサステナブルパビリオン2025は、同事業に賛同するマクニカより、資金調達および技術協力の契約締結を実施した。
同資金調達と契約締結により、パビリオンのコンテンツの1つでもあり、同社が手掛けるデジタルIDと物理的IDが一体となったID基盤(型)「Mirrored Body」の開発拡大と、そのプラットフォーム構築の事業を加速するという。
サステナブルパビリオン2025は、落合陽一さんプロデューサーによる大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「null²」のコンテンツの1つでもあるデジタルヒューマンID基盤「Mirrored Body」を開発し、さらに会期後も継続的に社会で活用されるための標準化とプラットフォーム構築に取り組んでいるそうだ。
「Mirrored Body」は、NFT技術を用いた複製や代替が不可能なデジタルヒューマン型ID基盤で、今後、銀行や店舗でのキャッシュレス決済や、健康データ管理、自治体の住民登録、様々なポイントプログラムなど、さまざまな用途でシームレスかつ高スループットな顧客体験を提供できるサービスを目指しているという。
こうした利用シーンが広がることで懸念されるインターネット上でのセキュリティ対策について、グローバルでトップクラスのセキュリティ技術を誇るマクニカと共創することで、「Mirrored Body」の安全性を総合的に強化していくそうだ。
調達した資金は主に基盤技術の開発および、サービス開発のための実証検証において活用する。2025年大阪・関西万博までに「Mirrored Body」のプロダクト化を実現し、落合陽一さんプロデューサーによる大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「null²」のコンテンツの1つとして来場者に体験してもらうことを目指す。
また2025年以降は、ID基盤である「Mirrored Body」を、フィジカル・デジタル問わずアプリケーションやコンテンツ、プラットフォーム他を生活者サービスとして提供するサービスプロバイダーに対して提供していくため、引き続き事業共創パートナーの拡大および資金調達活動を続けていくそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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