2023年7月28日13:15
かっこは、Geolocation Technologyが提供する独自のIP Geolocation技術をかっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」に活用すると発表した。IP Geolocation技術は、全世界に存在する膨大なIPアドレスのデータベースと位置、企業情報などを100種類以上の組み合わせによる独自技術で構築されており、IP Geolocation技術の最新版IPv6を使うことにより、「O-PLUX」の検知精度がさらに向上するという。
利用者がインターネットに接続するためにはIPアドレスが必要で、これまではIPv4(Internet Protocol Version4)の利用が主流だった。しかし、IPv4のアドレス不足によりIPv6(Internet Protocol Version6)の利用が増えている。同社データによるとネット通販サイトでも、2020年1月と2023年1月を比較すると、IPv6の利用は、約10倍に増加している。
不正検知においては、デバイス情報として従来からIP Geolocation技術を活用していたが、新たにIPv6アドレスのIP Geolocation技術を使うことで、より的確に位置情報の把握が可能になり不正検知精度の向上につながるそうだ。
なお、かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスとなる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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