日立が生体認証で新たな顧客体験目指す 顔認証スタンプラリー、セルフレジで決済やポイント付与

2023年9月25日8:50

日立製作所(日立)は、2023年9月20日、21日にプライベートイベント「Hitachi Social Innovation Forum 2023 JAPAN」を開催した。同イベントでは、生体情報を暗号化する日立の特許技術を活用した公開型生体認証基盤PBI(Public Biometric Infrastructure)を活用したデモを行った。

東武ストアで導入予定のセルフレジ

顔認証でANAマイルが貯まるデジタルスタンプラリー
チェックイン数はチェックイン数は11万5,000回に

日立のPBIは、指静脈や顔、虹彩などの生体情報を暗号化し、登録・照合することで、安全かつ確実に本人を特定する独自技術だ。国内では過去にユーシーカードやゴルフダイジェスト・オンラインなどがサービスを検証するなど、実用化に向けた動きが進められてきた。日立は2020年10月より生体認証のクラウドサービス商用化を開始している。

直近の動きとして、福島県石川郡玉川村が指静脈認証による「手ぶらキャッシュレス実証事業」の第二弾を2023年7月30日~2024年1月12日まで実施している。

「Hitachi Social Innovation Forum 2023 JAPAN」では、パナソニックコネクトの顔認証技術を融合したサービスを紹介。日立では、パナソニック コネクトの顔認証技術を融合し、安心・安全かつ快適な生体認証を追求した新サービスの創出に向けて取り組んでいる。その一環として、ANA Digital Gate、全日空商事、ANA FESTAと3月29日~9月30日まで実施しているANA FESTAの店舗来店時の顔認証でマイルが貯まる「顔認証スタンプラリー」の実証実験と同様のデモを実施した。

同取り組みは、全国11空港20店舗でANAマイレージクラブ会員を対象に実施。店頭に設置のタブレット端末に電話番号を入力し、顔認証を行うと来店チェックインが可能だ。すでにユーザー登録3万回、8月末時点でのチェックイン数は11万5,000回を数えた。

東武が指静脈認証を採用した理由は?
JCBと決済活用の共通ルール策定へ

また、東武鉄道とは、決済、ポイント付与、本人確認などを可能にする生体認証を活用したデジタルアイデンティティの共通プラットフォームを立ち上げることで合意したが、東武ストアで導入予定の東芝テック製のPOSを利用した認証デモを実施した。

東武ストアでは、2023年度中に生体認証に対応したセルフレジを複数店舗で導入する予定だ。同プラットフォームに生年月日、TOBU POINT ID、クレジットカード情報を登録しているユーザーは、東武ストアのセルフレジで生体認証を行うだけで、TOBU POINTの付与・利用、クレジットカード決済などをカードやスマートフォンを出さずに行えるようになる。また、セルフレジで年齢確認も行えるため、酒類などの販売も可能だ。

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