2023年11月20日7:40
JR東日本は、MaaSプラットフォーム「Tabi-CONNECT」を通じ、鉄道やバスなどの電子チケット、オンデマンド交通、リアルタイム経路検索などさまざまなサービスを提供してきた。このほど、「Tabi-CONNECT」を活用し、モバイルSuicaを自動改札機にタッチすることで利用できる電子チケット(フリーパス)のトライアルを初めて行う。フリーエリア内に加え、首都圏のSuica・PASMOエリアとフリーエリア間での利用にも対応する。
フリーパスは、伊東・伊豆高原デジタルフリーきっぷ、ときわ路パス(デジタル)となる。おとな 1,000 円(こどもの設定なし)の伊東・伊豆高原デジタルフリーきっぷは、2023年12月1日~2024 年 1 月 31 日まで購入・利用できる。おとな 2,180 円(こどもの設定なし)のときわ路パス(デジタル)は、2023年12月2日~12月24日の土休日、2024年2月10日~3月31日の土休日となる。両パスともに、有効期間は1日間(発売当日のみ)。
JR東日本では、今回のトライアルより得られる知見を活かし、「Tabi-CONNECT」で提供するメニュー利用者は、「Tabi-CONNECT」のマイページでモバイル Suica の SuicaID 番号を登録し、対象のフリーパスを購入する。フリーエリア内の駅に加え、首都圏の Suica・PASMO エリアの駅であれば、どの駅からでも利用できる。登録したモバイル Suica を自動改札機等にタッチして利用可能だ。また、降車する駅の自動改札機等の利用時、モバイル Suicaの残高からいったん運賃を支払う形となる(Suica を利用できない駅を利用する場合はスマートフォンのフリーパス券面を係員に提示)。
モバイル Suica の残高で支払ったフリーエリア内の利用分は、利用日の翌月末にチャージで返金(キャッシュバック)する。
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ペイメントナビ編集部
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