2023年11月20日10:42
日本クレジット協会は、2023年11月14日、クレジット取引セキュリティ対策協議会(以下、協議会)EMV 3-D セキュア等推進 WG において、「加盟店における EMV 3-D セキュア導入推進ロードマップ」及び「イシュアーにおける EMV 3-D セキュア推進ロードマップ」を取りまとめ、公表したと発表した。
協議会が 2023 年 3 月に策定・公表したクレジットカード・セキュリティガイドライン 4.0 版(以下、ガイドライン4.0 版)では、EC 加盟店の不正利用対策として「原則、全ての EC 加盟店は 2025 年 3 月末までに EMV 3-D セキュアの導入を計画的に進める」ことを求めた。
不正利用被害額の早期削減を実現するためには、不正利用リスクが大きい EC 加盟店から EMV 3-D セキュアの導入を進めることが有効であることから、このほど、加盟店の不正利用リスクに応じた 2025 年 3 月末までの EMV 3-D セキュア導入推進ロードマップを作成したそうだ。
併せて、EMV 3-D セキュアの効果を最大限に発揮するためには、クレジットカード会社(イシュア)における EMV3-D セキュア推進も重要となることから、国際ブランド付クレジットカードを発行する全てのイシュアで取り組むべき事項や具体的な目標数値・対応期限について「イシュアーにおける EMV 3-D セキュア推進ロードマップ」として取りまとめている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト