2023年12月8日9:50
デジタルガレージ(DG)と全旅は、観光業界向けにB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」の提供を開始したと発表した。
「DGFT請求書カード払い」は、銀行振込の請求書をクレジットカードでの支払いに切り替えることで、実質的な支払い期日を繰延できるB2B向け決済サービスとなる。
日本国内の観光業界では、2022年10月に始まった全国旅行支援の効果や円安を追い風とした訪日外国人観光客の増加を受けて、2023年以降、コロナ禍以前の水準まで需要が急回復しつつある。昨今の物価高の影響を受ける一方で、好機が訪れているため、宿泊・観光施設は、積極的な投資を推進していく必要がある。DGと全旅は、資金調達の代替手段として「DGFT請求書カード払い」を提供することで日本が推進する「観光立国」と「地域創生」につなげていきたいとした。
全旅は、50年の歴史を誇るクーポン事業に加え、2014年4月からDGの子会社で決済事業を手がけるDGフィナンシャルテクノロジーが運用する決済プラットフォームを活用した旅行業界向け決済サービス「全旅ペイメント」を提供している。今回の「DGFT請求書カード払い」は、DGグループと全旅が事業連携するフィンテックサービスの第2弾となるそうだ。
なお、DGFT請求書カード払いは、銀行振込の請求書での支払いを、JCB、Visa、Mastercard、ダイナースクラブのカード(JCBブランドで発行されたプリペイドカードを除く)での支払いに切り替えることで、実質的な支払い期日を最大60日程度繰延するサービスだ。