2023年12月20日11:59
ダイナースクラブカードを発行している三井住友トラストクラブは、例年、春と秋には京都の寺社仏閣で会員限定の貸切イベントを開催しているが、「ぜひ関東エリアでも開催を」という会員の声にこたえ、2023年11月19日に鎌倉五山第二位の名刹・円覚寺で貸切特別拝観イベントを開催した。
円覚寺では通常、貸切拝観を行っておらず、例年混雑となる秋の時期に、ダイナースクラブが特別に貸し切り、僧侶の案内のもと、山門、仏殿や通常非公開の国宝「舎利殿」などを拝観したそうだ。
円覚寺は、鎌倉時代中期、鎌倉幕府8代執権・北条時宗が建立を発願し、中国・宋から招聘された無学祖元禅師が開山。鎌倉五山の第二位として、建長寺とともに鎌倉の臨済宗を代表する名刹だという。山門は、夏目漱石の『門』に描かれ、川端康成の『千羽鶴』では円覚寺の茶会が舞台になるなど、多くの文学作品のモチーフにもなっているそうだ。
舎利殿は、円覚寺塔頭の正続院の境内にあり、神奈川県で唯一の国宝建造物となる。通常かなり手前の門から覗かなければ外観すら見ることができない舎利殿の中まで入る経験は、今回の貸切拝観のハイライトだったという。
方丈に場所を移し、坐禅体験を約45分間行った。坐禅は、姿勢を正して坐った状態で精神統一を行う、禅の修行法の一つ。円覚寺の豊かな自然に囲まれて坐禅を行うことで、自分を見つめ直すよい機会になったと参加者からもコメントがあった。
また、仏教の経文を書き写す修行の一つである、写経も体験してもらった。さらに、希望者には、事前にオプションで申し込んだ「精進料理」も楽しんでもらったそうだ。
参加者からは「普段は入れない国宝 舎利殿の裏側まで拝観でき、坐禅・写経にも初挑戦できたので非常に貴重な1日になりました。」という感想ももらい、ダイナースクラブが掲げる「ここでしか、見つけられないものがある。」を実現できたイベントとなったと同社では成果を感じている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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