2024年1月10日20:04
キャッチボールは、サンポウヨシサービスとキャッチボールが提供する、学校給食費の集金代行サービス「後払い. com 口座振替サービス」の全国的な普及を目指し、2023年12月22日に業務提携契約を締結したと発表した。
現在、文部科学省が学校給食費を地方公共団体の会計に組み入れる「公会計化(公会計制度の導入)」を推進している。主に「教員の業務負担軽減」「保護者の利便性向上」「給食の安定的な供給」などを目指すことが目的だという。以前は各学校の校長が給食費を徴収・管理する「私会計」が主流だったが、公会計制度を導入すると、教育委員会や地方公共団体(市役所)が給食費の請求業務を行うことになる。
公会計化により、広島市立の小・中学校では2022年度の給食費の未納額が前年度の32倍の2,044万円に上ったことが明らかとなった。教職員が滞納世帯に直接督促しなくなった影響が大きいとされており、2023年度は未納額がさらに増える見通しだ。
今後は広島市に限らず、全国の教育委員会や地方公共団体で、請求業務や未収金対応など「給食費回収」に関する課題が爆発的に増加する恐れがあるという。
そんななかサンポウヨシサービスは、公会計化による請求業務の代行や立替を請け負うキャッチボールの「後払い.com 口座振替サービス」に注目した。キャッチボールは、サンポウヨシサービスと連携し、「後払い.com 口座振替サービス」を全国に広めることで、教育委員会や地方公共団体の負担や混乱の回避を進めていくという。
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ペイメントナビ編集部
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