2024年4月18日8:10
NTTデータは、加盟店・決済代行事業者(PSP)・カード会社などによるクレジットカードの不正利用防止やセキュリティ向上を支援するため、決済総合プラットフォーム「CAFIS」サービスの拡張・強化を2024年4月以降順次進める。
不正対策サービス「CCTM」に新機能
NTTデータでは、不正利用防止のためすでに複数のカード会社が利用しているCAFISの不正対策サービス「CCTM」(CAFIS Transaction Manager)に新機能を加え、2024年4月にリリースした。また、同じく不正利用防止のための取り組みとして、国際ブランドの「ブランドトークン」に対して、1つのインタフェースで各ブランドトークンサービスが利用できるTR-TSP(トークン・リクエスター トークンサービスプロバイダー)サービスを今後開始予定だ。
「CCTM」は、「CAFIS」でECサイト等の加盟店から送信されるクレジットカード取引がクレジットカード会社のシステムに届く前に不正判定できるサービスだ。CCTMの新機能は、加盟店が国際ブランドのルールを逸脱した再オーソリを実施した際に、アクワイアラの代わりにCAFISが拒否応答をする。また、大量の不正オーソリをCCTMが検知した場合、アクワイアラに通知するため、CCTMの新機能を従来の機能と組み合わせて利用することで、効果的に不正対策を行うことができるそうだ。NTTデータでは「例えば、盗難や紛失で利用停止になっているカードに対して、再オーソリすることはできません。また、クレジットマスターや悪質な有効性確認などによる不正アタックによる大量のオーソリを防止することもルールで求めています」と説明する。
ブランドトークンの基本サービスや機能を具備
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