2024年7月17日20:00
公正取引委員会は、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)が国内のクレジットカード会社との取引において、自社のネットワークを使用しなければ、手数料を高くするという疑いがあったとして、立ち入り検査している。関係者が明かした。
同関係者の話によると、オフアス取引(イシュア(カード発行会社)とアクワイアラ(加盟店管理会社)が異なる取引)において、Visaのネットワーク(Visa NET)に接続するサービスを選択しなければインターチェンジフィーの手数料を引き上げるなど、独占禁止法に違反した疑いがあるとのこと。
インターチェンジフィーとは、クレジットカードでの決済があった際に、アクワイアラがイシュアに支払う手数料だ。インターチェンジフィーは、国際ブランドが設定しているが、イシュアの収益につながる。インターチェンジフィーを巡る動きとして、公正取引委員会は、2022年4月8日に、「クレジットカードの取引に関する実態調査報告書」を公表し、経済産業省は、同年3月22日に、令和2年度及び令和3年度に実施した「キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会」のとりまとめを公表した。
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