2024年8月30日11:14
TOUCH TO GO(TTG)は、日本出版販(日販)が2024年9月26日にオープンする「あゆみBOOKS杉並店 supported by ほんたす」に、TTGの提供する多機能セルフレジ「TTG-MONSTAR」が採用されたと発表した。同店舗は日販グループのNICリテールズが運営する「あゆみBOOKS杉並店」をリニューアルし、ほんたすの2号店となる。
日販は、ほんたす1号店で培った完全無人営業のノウハウの活用に加え、「TTG-MONSTAR」を導入し、有人・無人のハイブリッド型営業を叶える省人化ソリューションを開発した。「あゆみBOOKS杉並店 supported by ほんたす」は、その初導入店となる。
ほんたすの省人化ソリューションは、既存の書店に導入することで、現状の店舗スタッフの人数を増やさずに、業務の最適化と営業時間の延長を実現するという。日販は「あゆみBOOKS杉並店 supported by ほんたす」にて省人化ソリューションの検証を進め、人件費の高騰や後継者不足といった課題を抱える書店にソリューションの1つとして提案することで、書店経営の持続性向上につなげていきたいとした。
なお、1号店の完全無人店舗運営で培った、万引き等犯罪を抑制する「店舗セキュリティ」や遠隔での問い合わせに対応する「運営オペレーション」などのほんたす独自のノウハウに加え、TTGの多機能セルフレジシステムを掛け合わせることで、遠隔運営サポートやレジオペレーション等の効率化を実現し、省人化ソリューションとしてさらに強化を図るという。
同店舗の特徴として、有人レジカウンターを廃止し、セルフレジを導入することで、レジ業務の時間を接客や売り場づくりの時間に充当することで顧客へのサービスアップを実現する。
また、早朝の8時から10時と、深夜22時から24時の無人営業時間中は、LINEミニアプリのデジタル会員証によって入店が可能となる。会員ごとに入店を管理することで、万引きなどへの防犯セキュリティ管理を実現する。これにより、スタッフの配置が難しい早朝や深夜の営業が可能となり、顧客の利便性が向上するとともに、人件費をかけることなく書店の収益改善に貢献するそうだ。
さらに、営業時間中はライブカメラで店内を見守り、トラブルの抑止および災害時などの緊急対応を行う。店内からの緊急の問い合わせには、セルフレジ画面または店内に設置している専用のQRコードからほんたすサポートセンターへのビデオ通話等が可能だ。また無人営業時間の緊急時に備えて、緊急ボタンを設置するなど警備会社と連携し、初期消火等の体制を整備している。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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