2024年9月20日7:05
MICINは、通院専用キャッシュレス決済サービス「クロンスマートパス」の新しい機能として、診察後の処方箋の登録や会計作業の手間をAIで削減する「AIクイック会計機能」の搭載と、電子処方箋に対応すると発表した。
「AIクイック会計」機能は、診察後、タブレットで患者の処方箋や領収書等を撮影すると、AIが患者を自動判別し、処方箋、領収書、会計金額を自動で紐づけ、入力することができる機能だ。従来、医療機関は手動で処方箋や領収書を紐づけし、会計金額の手入力、処方箋の薬局送付作業などが必要だったが、「AIクイック会計」機能により、ワンタッチで決済と、事前に指定された薬局へ処方箋送付を完了することができるようになる。
電子処方箋は、これまで紙で発行されてきた処方箋を電子化したもので、昨年1月から全国的に運用が開始されています。それに合わせ同年1月からMICINのオンライン診療サービス「クロン」やオンライン服薬指導サービス「クロンお薬サポート」は電子処方箋に対応しています。
患者が電子処方箋を希望した場合、処方箋原本の紙での受け渡しは不要だ。「クロンスマートパス」を利用し電子処方箋を希望する患者は、従来通り会計はスマートフォン上で自動決済されるため医療機関内での会計対応が不要であることに加え、今後は処方箋の受け取りも発生しないため、診察後すぐに帰ることが可能だという。
また、電子処方箋により、患者の処方・調剤情報が一元化されるため、医療機関・薬局間のコミュニケーションの円滑化や、重複投薬等チェックによる有害事象の回避が可能であることから、オンラインでの診察に加え、対面での診察でも、より患者に寄り添った医療サービスの提供が期待されるとした。
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ペイメントナビ編集部
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