2024年11月13日14:48
マネーフォワードは、ビリングシステムと業務提携し、同社のスマートフォン決済サービス「PayB」を同社のバンキングアプリ「BANK APP」に組み込むことを決定した。「PayB」との連携により、払込票を使った公共料金や税金などの支払い手続きを「BANK APP」上で行えるようになる。同機能は、2025年春の栃木銀行「とちぎんアプリ」を皮切りに、高知銀行「こうぎんアプリ」ほか、複数の金融機関で順次提供予定だ。
「BANK APP」は、金融機関向けのサービスを展開する同社の事業部門「Money Forward X」が開発する地域金融機関向けのバンキングアプリだ。6つの金融機関で導入が決定しており、うち4つの金融機関ですでにリリースされている。スマートフォンとキャッシュカードを持っていれば、インターネットバンキングを契約していないユーザーでも、簡易な手続きだけで利用できる。
現時点では、入出金明細や投資信託の運用状況の照会、口座開設や振替、住所変更手続といった機能を備えているが、金融サービスにおける取引・事務のさらなるデジタル化を目指し、2024年冬までに、振込・送金機能や、eKYC・FIDO認証といったセキュリティ機能を実装する予定だ。
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ペイメントナビ編集部
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